左利きが右利きへ、空海お手植えの巨木

弘法杉

こうぼうすぎ

  • 状態:生存

  • 樹種:スギ

  • 樹齢:推定750年以上(伝承で計算:推定1100年以上)

  • 樹高:26m

  • 幹周り:6m

  • 保護・指定:甲西町指定天然記念物 ※甲西町は合併して湖南市になっている

HISTORY

謂れ(いわれ)

大沙川の堤上にたたずむスギの木です。もともとは2本並んで立っていたのですが、洪水で堤防が崩壊し、1本は倒れてしまったそうです。そのため、かつては「二本杉」とも呼ばれていました。
名前の通り、弘法大師ゆかりのスギであり、弘法大師がこの地を通過した際に植えたとも、食事後にスギのお箸を地面に刺したものが芽を出し大きくなったとも伝えられています。
昔から左手で箸を持って食事をするものは、この枝で箸を作って食事をすると、右手で食事をするようになるといわれています。

ACCESS

アクセス

JR草津線「三雲」下車後、徒歩25分。
名神栗東ICから国道1号を走行。「吉永」の信号を右折、旧東海道側を右折してすぐ。

SERIES EXPLORING FAMOUS TREE

シリーズ名木探訪

弘法杉(滋賀県湖南市) ~空海(弘法大師)が食事した杉の箸が大木に!?

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木のコト
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