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産湯の蓋のような枝葉
湯蓋の森
ゆぶたのもり
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状態:生存
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樹種:クスノキ
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樹齢:推定2000年以上
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樹高:約30m
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幹周り:約16m
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保護・指定:国指定天然記念物
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所在地:
福岡県糟屋郡宇美町宇美1-1-1
謂れ(いわれ)
安産や子どもの成長を願って多くの人が訪れる宇美八幡宮。この境内に、神功皇后の出産伝説にまつわるクスノキが2本あります。
そのうちの1本が「湯蓋の森」と呼ばれているこのクスノキで、名前の中に「森」という単語がついていますが、複数の木が存在しているわけではなく、この木が「あまりに大きく、遠くから見ると森に見える」ことから名付けられました。
また、神功皇后が応神天皇を出産しこのクスの下で産湯を使った際、枝葉がその産湯の上に蓋のような役割をしたことが「湯葢」の由来だともいわれています。
画像提供:萩原哲平様
取材協力:萩原哲平様
アクセス
JR九州香椎線「宇美駅」より徒歩10分。