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HISTORY
謂れ(いわれ)
「源頼光の鬼退治」に由来するヤナギです。
平安時代の中期、京では姫君を中心に行方不明者続出という不可解な事件が多発していました。これを憂慮した時の帝である一条天皇が安倍晴明に占わせると、「丹波の大江山に住む鬼、酒呑童子の仕業である」という結果が出たのです。そこで、帝は源頼光に征伐を命じます。
勅命を受けた頼光は、頼光四天王である渡辺綱、坂田金時、卜部季武、碓井貞光らと山伏の姿に変装し、丹波へ向かうことにしました。その途中、一行は八幡大菩薩へ必勝祈願をし、「首尾良く鬼退治ができましたら、この金剛杖が芽を出し、六本のヤナギが育ちますように。」と手にもつ柳製の金剛杖を地面に挿すと、討伐へ向かったといわれています。そして、のちにヤナギは成長し、頼光たちの鬼退治も見事成功しました。
「六本柳」と呼ばれたそのヤナギは既に枯れてしまっていますが、現在は植え替えられたものが残っており、鬼退治の伝承を伝え続けています。
ACCESS
アクセス
JR宝塚線「篠山口駅」よりバスで35分「曽地口」で下車後、徒歩で約4分。
JR宝塚線「篠山口駅」よりタクシーで約20分。
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