足利尊氏が武運長久を祈った

日置のハダカガヤ

ひおきのはだかがや

  • 状態:生存

  • 樹種:カヤ

  • 樹齢:不明

  • 樹高:20m

  • 幹周り:4.5m

  • 保護・指定:国指定天然記念物

HISTORY

謂れ(いわれ)

兵庫県の磯宮八幡神社境内にあるハダカガヤです。
普通のカヤの実は固い殻に覆われていますが、このカヤの実は渋皮のみで殻がないため、「ハダカガヤ」と名付けられたそうです。この種子をまいても普通のカヤになってしまうことから、世界中でこの1本しかないといわれており、学術的にも非常に珍しいとされています。
足利尊氏が天皇方に敗れ、都から九州へ逃げ延びる途中にこの地へ立ち寄り「殻をむいたカヤの実を神前に捧げ、武運長久を祈った」といわれています。その実が成長したものが、このハダカガヤになったという伝承が残っています。

ACCESS

アクセス

JR宝塚線「篠山口駅」より福住行きバスで34分、「城東日置」で下車後、徒歩で約6分。
JR宝塚線「篠山口駅」よりタクシーで約20分。

SERIES EXPLORING FAMOUS TREE

シリーズ名木探訪

日置のハダカガヤ(兵庫県丹波篠山市)~足利尊氏伝承の「殻のない珍しいカヤの木」

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