苦悩をやわらげ、寿命を延ばす

国鉄下淀川鉄橋際延命地蔵尊

こくてつしたよどがわてっきょうきわえんめいじぞうそん

HISTORY

謂れ(いわれ)

昭和の始め、この塚本の土手あたりに大きなヤナギの木がありました。堤防は今よりずっと低かったために、その木で首つり自死する人や、線路に飛び込んだり、川に身投げする人が相次ぎました。
周辺の住民は協議の結果、まず雰囲気を変えようと、うっそうとした雑木や雑草を刈っていくと、ヤナギのの大木の根元に大きな蛇が巻きついていたのです。これはこの巳さんの祟りに違いない、と村の古老たちが僧侶を呼んで祈祷してもらい、ヤナギを切り倒しました。
そして、その幹を使って彫りだしたのが、今の「延命地蔵尊」です。その後は不幸はなくなり、人々の苦悩をやわらげて寿命を延ばしてくれる地蔵に生まれ変わりました。

ACCESS

アクセス

JR「塚本駅」より徒歩5分。