小野小町、百夜通いの伝説

小野葛籠尻町のカヤ

おのつづらじりちょうのかや

HISTORY

謂れ(いわれ)

百夜通い伝説にちなんだカヤの木です。
小野小町に思いを寄せ求婚してきた深草少将に対して、小町は自分のことをあきらめさせるために「私のもとへ百夜通ったなら、あなたの思い通りになりましょう」と約束します。そうして少将は遠い道のりを雨の日も風の日も通い続けましたが、最後の百夜目にして息絶えてしまいました。
小町はカヤの実を糸に綴ってその日を数えていましたが、亡くなった少将を気の毒に思い、たまった九十九個のカヤの実を周辺に播きました。そのうちの1つが、このカヤだと伝えられています。

ACCESS

アクセス

京都市営地下鉄東西線「小野駅」から徒歩5分。