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- 葛見神社の大クス
疫病が鎮まるよう願いを込めた
葛見神社の大クス
くずみじんじゃのおおくす
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状態:生存
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樹種:クスノキ
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樹齢:推定1000年以上
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樹高:不明
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幹周り:20m
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保護・指定:国指定天然記念物
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所在地:
静岡県伊東市馬場町1-16-40
謂れ(いわれ)
根元の石の祠に祀られているのは、疱瘡(ほうそう)神という疫病神の一種です。疱瘡とはかつて猛威を振るった天然痘のことで、江戸時代中期に蔓延した際に、樹皮からその症状を連想した人々により、疫病が鎮まるように石の祠に願いが込められました。側面には、「享保十一年丙午五月吉日」と刻まれています。
また、昭和初期の首相である若槻礼次郎氏の崇敬も受けており、この木を讃える漢詩(日下勺水作)の石碑も寄進しています。
画像提供:萩原哲平様
取材協力:萩原哲平様
アクセス
JR伊東線「伊東駅」から徒歩20分。