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幹を1周すると願いが叶い延命する
來宮神社の大楠
きのみやじんじゃのおおくす
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状態:生存
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樹種:クスノキ
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樹齢:推定2000年以上
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樹高:26m以上
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幹周り:23.9m
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保護・指定:国指定天然記念物
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所在地:
静岡県熱海市西山町43-1
謂れ(いわれ)
幹を1周廻ると寿命が1年延び、心に願いを秘めながら1周すると願い事が叶うといわれています。人々は神の依り代として、このクスノキを崇めてきました。
昔は大クスが7株ありましたが、嘉永年間に大網事件という漁業権を巡る争動が起こり、訴訟費などを捻出するために5株は伐採されたそうです。現在残っているこのクスノキも伐採しようとしましたが、突然現れた白髪の老翁が両手を広げ遮るような仕草を見せると、ノコギリが手元から折れ老翁も消えてしまったので、これは神のお告げだ考えた村人は急遽この木の伐採を中止した、といわれています。
来宮神社が明治維新後に「阿豆佐和気神社」と称していたことから、国の天然記念物の指定名は「阿豆佐和気神社の大クス」となっています。
アクセス
JR伊東線「来宮駅」徒歩5分。