幹を1周すると願いが叶い延命する

來宮神社の大楠

きのみやじんじゃのおおくす

  • 状態:生存

  • 樹種:クスノキ

  • 樹齢:推定2000年以上

  • 樹高:26m以上

  • 幹周り:23.9m

  • 保護・指定:国指定天然記念物

HISTORY

謂れ(いわれ)

幹を1周廻ると寿命が1年延び、心に願いを秘めながら1周すると願い事が叶うといわれています。人々は神の依り代として、このクスノキを崇めてきました。
昔は大クスが7株ありましたが、嘉永年間に大網事件という漁業権を巡る争動が起こり、訴訟費などを捻出するために5株は伐採されたそうです。現在残っているこのクスノキも伐採しようとしましたが、突然現れた白髪の老翁が両手を広げ遮るような仕草を見せると、ノコギリが手元から折れ老翁も消えてしまったので、これは神のお告げだ考えた村人は急遽この木の伐採を中止した、といわれています。
来宮神社が明治維新後に「阿豆佐和気神社」と称していたことから、国の天然記念物の指定名は「阿豆佐和気神社の大クス」となっています。

ACCESS

アクセス

JR伊東線「来宮駅」徒歩5分。