天女と漁師の物語

三保松原の羽衣の松

みほのまつばらのはごろものまつ

  • 状態:生存

  • 樹種:マツ

  • 樹齢:推定300年以上

  • 樹高:不明

  • 幹周り:不明

  • 保護・指定:無

HISTORY

謂れ(いわれ)

沿岸約5kmにわたり松林が続く三保松原にある木で、特に能や歌舞伎舞踏の演目で有名な「羽衣伝説」にゆかりがあります。
この伝説は天女と漁師のお話です。ある時、三保にいた伯良という漁師が松の枝にかかっている美しい衣を見つけて持ち帰ろうとしました。そこに、天女が現れ羽衣を返してほしいと言います。しかし、伯良はそれを拒否し「返してほしいのなら、天上の舞を舞えば返しましょう」と要求したので、仕方なく天女はそれを承諾しました。そして、天女は羽衣をまとって舞いながら、富士の山に沿って天へと帰っていきました。
現在この地にあるのは3代目ですが、伝説と共に今もなお地元の人に愛されています。マツは海上から飛来する神様の目印となっており、降り立った神様は「神の道」を通って御穂神社へと向かうといわれています。

ACCESS

アクセス

JR「清水駅」から三保方面行バス約25分「三保松原入口」下車後、徒歩約10分。
東名高速道路清水ICから車で約25分。
新東名高速道路新清水ICから車で約25分。