ヤマトタケルノミコトお手植えの奇跡の桜

山高神代ザクラ

やまたかじんだいざくら

  • 状態:生存

  • 樹種:サクラ

  • 樹齢:推定2000年以上

  • 樹高:約10m

  • 幹周り:約12m

  • 保護・指定:国指定天然記念物

HISTORY

謂れ(いわれ)

日本三大桜のうちの1つである「山高神代桜」は、長寿で知られるエドヒガン種です。日本最古のサクラといわれ、国の天然記念物に指定されています。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国への遠征時にこの地に立ち寄り、記念にお手植えした桜であると伝えられています。
また、鎌倉時代に日蓮聖人がこの地を訪れた際に、桜の衰えを見て憂い樹勢回復を祈願すると、見事再生したという伝説もあります。そのため、「妙法桜」の名としても知られています。
2008年には、全国各地の花の種と共に神代桜の種がスペースシャトル・エンデバー号で国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」に向けて旅立ち、約8ヶ月後に地球へ帰還。 種はその後、地元の武川中学校の生徒により種が蒔かれ、2粒が発芽しました。 そのうちの1粒が實相寺境内に植えられており、現在は花を咲かせるまでに成長しています。
神代桜の子桜は日本全国だけでなく、世界各地に植えられています。 これまで、国交の記念事業などで神代桜の苗木が贈呈され、ハンガリー、オーストリア、イタリア、ポーランド、オーストラリア、ベトナム、台湾、などの国に行き渡っています。

画像提供:萩原哲平様
取材協力:萩原哲平様

ACCESS

アクセス

JR「日野春駅」下車、タクシーで約15分。
中央自動車道須玉ICから車で約15分。小淵沢ICから約30分。