災害から2度も住民を救う

箒スギ

ほうきすぎ

HISTORY

謂れ(いわれ)

この「箒スギ」は明治と昭和の2回、付近を襲った災害から住民を救っています。1度目は、明治37年に見舞われた大火を阻み、2度目は昭和47年におこった丹沢集中豪雨で起こった土砂崩れをくいとめました。この出来事から、集落の住民からは厚く慕われており、根元には小さな祠が祀られています。
かつてこの地域で、スギ・ヒノキ・ケヤキ・モミ・ツガ・シイをむやみに伐採することを禁じられていたことから、この周辺は「宝木沢(ほうきざわ)」と呼ばれるようになりました。そこから、「ほうき」スギと呼ばれるようになったことが由来とされている一方で、樹形が「箒(ほうき)」に似ていることから名付けられたとも伝えられています。

画像提供:萩原哲平様
取材協力:萩原哲平様

ACCESS

アクセス

小田急小田原線「新松田駅」から富士急湘南バス<松62> 西丹沢自然教室行で「箒沢」下車
JR御殿場線「谷峨駅」から富士急湘南バス <松62,谷57> 西丹沢自然教室行で「箒沢」下車