- TOP
- 名木伝承データベース
- 名木データ
- 禅寺丸柿
HISTORY
謂れ(いわれ)
「禅寺丸」という品種の原木です。王禅寺の境内にあり、現在のものは原木のひこばえが育ったものとなります。
建保2年(1214)に、王禅寺の山中で初めて発見されたといわれています。栽培が広がったのは、発見から約150年後の応安3年(1370)。新田義貞の鎌倉攻め時に戦災した王禅寺を再建するために、勅命を受けた等海上人が資材を求めて寺の裏山に入ったのですが、そこで偶然見つけた柿を食べてみると大変美味だったため、村人に栽植をすすめたといわれています。
その後、江戸時代に市場に多く出回るようになり、「王禅寺丸柿」から「王」が取れて「禅寺丸柿」という名前が定着したとされています。
ACCESS
アクセス
小田急線「柿生駅」南口からバスで「日立研究所下」下車後、徒歩3分。
小田急線「新百合ヶ丘駅」からバス「王禅寺東三丁目」下車後、徒歩3分。