千葉常将と羽衣伝説

羽衣の松

はごろものまつ

HISTORY

謂れ(いわれ)

千葉県の羽衣伝説に由来するマツです。
かつて亥の鼻城下には千葉の蓮の花が咲き誇る場所がありました。そこでは、夜になると天女たちが舞い降りて、松の枝に自分の羽衣を掛けて花に見入っていたそうです。ある日、時の領主だった平常将がそのうわさを耳にし、天女を妻にしようと考えます。そして、家来に羽衣を隠すように命じました。羽衣を隠された天女は天上に戻ることができなかったので、常将の妻となり、男の子を産みました。常将は、この話を聞いた天皇から蓮の花にあやかって「千葉」と名乗れと命じられ、彼はそれから「千葉常将」と称するようになりました。
ところが、ある日、妻となった天女が自分の羽衣を見つけてしまいました。そして、天へと帰ってしまったのです。常将は悲しみましたが、天女は常将が死んだ日に再び舞い降りて、果たされていない契りを結ぶために、常将を連れて天に上っていきました。
このとき、天女は息子の常長に形見として夕顔の種を渡します。常長がそれを庭にまくと、見事に成長し実をつけました。割ってみると父母の像が観音菩薩の姿で現れたので、常長はそれを「夕顔観音」と呼び、日々拝んでいたといわれています。
この「羽衣伝説」を樹木とともに後世に伝えようと、千葉県人口が500万人を突破した記念事業の一環として、天女たちが羽衣をかけたといわれるマツを復元しました。それがこのマツです。現在も千葉市中央区市場町の羽衣公園で、マツは物語を届け続けています。

ACCESS

アクセス

千葉都市モノレール「県庁前駅」下車後、徒歩1分。