左遷された菅原道真を追いかけて大宰府へ

飛梅

とびうめ

HISTORY

謂れ(いわれ)

菅原道真を追って飛来したという伝説のウメです。
昌泰4 年(901)に右大臣であった菅原道真は、藤原時平の陰謀により左遷されることになります。故郷を離れることになった道真は、自邸の庭の梅の木に対して「東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ(春風が吹いたら、その香りを大宰府まで送っておくれ、梅の花よ。主人(道真)がいないからといって、春を忘れてはならないぞ)」と詠いかけました。すると、梅は一夜で京都から大宰府までたどり着いたといわれています。
太宰府天満宮に植えられたウメのなかではいちばん先に咲き始めるといわれ、現在も大宰府の神木として大切にされています。

ACCESS

アクセス

西鉄太宰府線「太宰府駅」から徒歩5分。